1951-05-17 第10回国会 衆議院 法務委員会 第25号
○的場参考人 今資本を現状のまま固定する必要はないじやないかとおつしやるのですが、われわれは別に固定しようとは考えていないのです。ただ無制限に譲渡されては困る。新聞社のあり方を十分理解した人ならば、固定しなくても、譲渡してさしつかえないのです。ただ譲渡する場合に制限を設けたいということなんです。 それから今おつしやられたことはよくわかるのですが、われわれ新聞と申しますのは一般新聞のことをいうのですが
○的場参考人 今資本を現状のまま固定する必要はないじやないかとおつしやるのですが、われわれは別に固定しようとは考えていないのです。ただ無制限に譲渡されては困る。新聞社のあり方を十分理解した人ならば、固定しなくても、譲渡してさしつかえないのです。ただ譲渡する場合に制限を設けたいということなんです。 それから今おつしやられたことはよくわかるのですが、われわれ新聞と申しますのは一般新聞のことをいうのですが
○的場参考人 この特例は任意でありますから、必ず制限しなければいけないという筋合いのものではないのであります。ただかりに制限するとして、今のお話のように比較的大きな新聞が、比較的小さい新興紙に影響を與えるかどうかということになりますと、新聞社は先ほどお話がありました通りに、ある社は社内株に限つている、ある社は社外に一部株を出しているという種類のものがあるのでありますが、社外に株を出している新聞社でも
○的場参考人 北海道新聞社では、昨年の九月まで社内株に限つておつたのであります。社内株に限つておつた際は、もちろん各社と同じように、株は役員もしくは従業員でなければ持つことができない。またこれを譲渡する場合は、取締役会の承認を得なければならないという制限規定を設けておつたのであります。ところが昨年の秋に、従来の一千万円を三千万円に増資する場合に、全部を社内で消化できない関係から、社外に一部を出したのであります